金融機関について
金融機関には銀行や信金、証券会社といった業種が含まれますが、どの業種でもやっていることはお金に関わることです。銀行や信金であれば、一般市民から預金という形で資金を集め、その資金を企業に貸し出す融資が主な仕事です。一般市民は銀行や信金に対してATM手数料などを支払っていますが、銀行や信金にとっての主な収入源は融資によってお金を企業に貸す際の利息なのです。また、証券会社は銀行や信金とは全く異なる業務を行う金融機関です。
証券会社はその名の通り株式や社債といった証券を扱う仕事で、企業が株式を新規発行する際に引き受け手となったり、自己勘定で投資を行って利益を上げるディーリングや個人の客からの注文を受けて市場で株式を売買するなどやっていることは非常に多岐にわたります。
また、預金を扱わない金融機関には他に生命保険会社や損害保険会社などもあります。
生命保険会社は、契約者が怪我や病気などで病院で治療する際に一時負担金や、亡くなったときには保険金としてお金が支払います。
損害保険会社は、交通事故や火事や地震などの災害が発生したときに、保険金としてお金を支払います。ただし、火災や地震はいつ発生するかわからないため、保険金の支払いが遅くなることがあります。
また、近年では銀行や証券会社の一部門である投資銀行部門の知名度が高まっています。投資銀行部門では企業間の合併を取り持ったり企業の財務アドバイザーとして財務的なアドバイスを行うなど従来の銀行業務とは異なるダイナミックな業務です。国際的なやりとりも多く、外国人も多数勤務しています。金融機関では、お金に関わるありとあらゆる業務を行っているのです。
金融機関の種類
金融機関といえば、銀行をイメージされる方が多いですが、意外にたくさんの種類があります。証券会社や信託銀行などもこれに当てはまります。それぞれ特徴があるので、用途に応じて使い分けをすることで経済的な活用ができます。
金融の代表的な会社
金融機関として代表的なものとしては、まず最初に銀行があげられます。これは誰もは利用をするものであるため、真っ先にあげられるものですが、それ以外のものとしては証券会社があり、これもまた身近で代表的な存在となっています。
金融機関の定義
金融機関はお金の取引上に関わる業務を行う企業全般のことを指し、狭義では預貯金を行う地方銀行、都市銀行などのことを言いますが、広義には保険会社や証券会社、消費者金融といった貸金業となるノンバンクを含みます。